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移住、就農、ちいさなナリワイ・陽と月(ひとつき)農園就農ブログ。ホームページもどうぞ hitotukinouen.jimdofree.com
ゼロから始めた移住生活 おっちー家・就農1年目
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命について真剣に考える! にわとり解体ワークショップ2 1071・195日目
2017-04-16-Sun  CATEGORY: 命の授業・鶏解体
どうも 陽と月農園 おっちーです。

2017年4月9日は 命の授業 にわとり解体ワークショップ 2回目の開催日でした。
農園日記はじまっていきなり、この内容かよ! というお声が聞こえてきそうですね(--;

近所のオーガニック養鶏農家 にわとり村 と みやもと山

から頂いてきた廃鶏と呼ばれる鶏を飼育してました。
そのうちから今回は3羽となりました。

一回目の様子はこちら
http://toromakiharumaki.blog.fc2.com/blog-entry-105.html

今回のメインは 鶏にとってなるべく苦痛のないとさつ です。

まずは映像や画像をまじえ、現在の畜産の実態をみんなで確認しました。

その後、日本に蔓延する遺伝子組み換え作物の実態を確認しました。

そしていよいよ実演

おおきなまな板のうえに横たえた鶏の首をナイフでいっきに切断します。
理論的には一瞬です。なにが起こったか分らない内に絶命してほしい。

3823.jpg

あまり需要はなさそうですが、同じようなことを今後行おうとしている人のために、参考になればと詳しく書きます。

まずは私 おっちーと講師のかんちゃんふたりで実演します。
かんちゃんが鶏をしっかり押さえてくれていますね。
鶏の首はじゃばらホースのようになっているので、なるべく引き延ばします。
まな板と首の間に隙間ができていると力が逃げるのでなるべく、密着させます。
鶏の目は手で覆って目隠ししてあげます(これけっこう重要だと思われる)

ナイフの刃はなるべく柄に近いところを鶏の首にあてます(柄に近いほうが力が良くのせられる)

柄を握ってない空いている方の手はナイフの背に乗せて押していっきに加重をかけてやります。

やはり躊躇はありますが、2回目なので前回ほどの葛藤はなく、実行できます。
あれから数カ月、さらに沢山のことを頭のなかで考え、葛藤したからだと思います。

両手で加重を加えたナイフは一瞬で首の骨を切断し、まな板に接着しました。
上手くいったと思ったわけですが、出血はあるが首はまだ繋がったままです
首の皮がまだ残っているようです。
あわてて押し付けた刃をまな板に押し付けるようにしながら前後させ、最後の肉を切り離して切断します。
首は切り離され、どろりとした大量の出血を確認します。

何回もにわとりの首に見立てた小枝などで練習しましたが、やはり実際にはそうはいまくいかないようです。

最後に切り離した瞬間に大量の出血があったということは、その前の段階では首の骨は切断していても、首の両側の動脈は切断にいたらず、押しつぶしたような形で残っていたと推測できます。

鶏の首の周りの羽がナイフの切断能力を弱めたのかもしれません。

また次回への課題ができました。

改善方法としては

首に当てたナイフを真上から真下に平行に押し付けたのでは力が刃渡り全体に分散して、切断能力は弱まります。
そうではなくて、接地させた刃の先端を起点にして、てこの原理のように先端から柄のほうに連続して降ろしていけば力は常に分散せず、一点に集中して切り進んでいけそうです。

しかしこれは連続動作ですのでやはり、すこしのコツが必要なことでしょう。
一回目に比べれば格段にスムーズにおこうことができて良かったです。

かんちゃんの解体実演も手慣れてきていましたね。

さて今回は3名の参加者と2名の見学者ということでした。
みなさん、自給自足を思考されているようで、情報の共有ができて良かったと思います。

午後から実際に希望されたみなさんにはとさつ、解体を体験してもらいました。

やはり罪悪感を感じたという意見が多かったですが

「いままでは見えないから考えたことなかったけど、お肉をたべるということはこういう行為の積み重ねの果てにあることなんですね」

という声が印象的でした。

恒例の焼きとりはやはり新鮮で大変おいしかったです。
その場でガラを煮込んで醤油を垂らしてスープにしましたが

「これ、ほんとに味付け醤油だけですか?!」

「プロのらーめん屋の味だよ!!」

と大絶賛されていました。

あ、ちなみに醤油は自家製のしぼりたてなので、それもよかったのでしょう♪
本物の味はいつも案外シンプルで簡単なものだと感じます。

参加者の方が

「手を合わせ、感謝し、供養する」という日本の文化のすばらしさを指摘されているのも印象に残りました。

感謝し命を戴く そして無駄にしない

みなさん、そのようにおっしゃっていました。





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鶏解体WS 番外編 1048・172日目
2017-03-24-Fri  CATEGORY: 命の授業・鶏解体
先日いえに遊びに来た家にきた移住仲間が

「庭のにわとりだけど、一羽だけすごい、虐められてるのがいるよ」

と教えてくれた

みにいくと確かにボロボロ
みんなから小突かれまくっていて、羽は禿げ、皮膚はかさぶたになっている。
すでに抵抗する気力もないのかうずくまって、周囲からつつかれるのに任せている

慌てて一羽だけ隔離したのだけど、そのとき初めて気がついたのは、その体の小ささ
一羽だけまるでまだ子どものようだ。

ぐったりとしており見るからに元気がない。

結局ワラをしいて寝かせていたのだけど、翌日の朝、様子をみにいくと冷たくなっていた。

死因は突かれすぎによる、外傷? 脳挫傷? 餌にありつけなかったことによる衰弱死?

体の小さな子だったのでターゲットにされたのだろう
最初は虐めだったのだろうが、しまいにはカサブタを突かれて剥がされ、捕食対象になっていたように思う。


もっとはやくに気づいて隔離するべきだったのだろう
餌も全体的に足りていなかったのかもしれない。
忙しさにかまけて可哀想なことをした。

とりあえず、その日は忙しく時間が取れなかったので、翌日の夕方急遽にわとり解体となった。
すでに死後硬直もMAXなので血抜きもできないが、食べて成仏してもらうのが我が家の供養だと信じておこなう。

急遽だったが無理をいって、前回のWSの参加者、ひろきとたかちゃんにも来てもらった(1人ではまだ行う勇気がなかった(--;

2回目ともなるとすこし手際よく行うことができ、体も小さかったのでその場で全部焼いて食べた。

しかし驚いたことに凄まじく不味かった。
これはこの子が生前感じた苦痛がそうさせたのか?(実際にはその時体内で分泌させるストレスホルモン?)
それとも死後一日経過後で血が悪くなり、それも血抜きできなかったからなのか?

前回のWSでも試食がとても美味しかっただけにこれはとても意外だった。

しかし参加者のひろきは「意外とイケル!」 と ほとんどひとりで平らげてくれた。

これは彼の命を無駄にしたくないという、にわとりへの敬意と優しさだったのか?

それとも彼が古来原始の肉食のDNAを色濃く残す人材だったのか?

いずれにしろ、まだかぎづめの付いている鶏の足の肉をむしゃむしゃと頬張る彼は
TVにでている半袖ジーンズの芸人さんが逆に弟子入りを希望してくるんじゃないかとおもうぐらいワイルドだった。


さて、今回じっくりと解体していくなかで、まっさんはにわとりのとさつのときに鶏にとってかなり苦痛がすくないであろうという、方法をこんかいのこの子に手を合わせながら試させてもらい、そしてそれが有効であることを確認しました。

次回のWSのときに今度は生きているにわとりに試すことになります。

ということで、4月9日 鶏解体WSいたしますのでご興味のある方は千葉県匝瑳市にきてください

4/9】鶏の解体ワークショップ

にわとりの解体を通して命について考えよう
私達がスーパーでなにげなく買うお肉がどのようにして、できあがっているのか、実際に確かめてみましょう
<日時>
4月9日 日曜日 10時スタート
<場所>
千葉県匝瑳市の民家
<参加費>
1200円(昼食代込 飲み物はご持参ください)
ご家族での参加で2人目より500円OFF 未成年者無料
前回の解体WSのブログあります。
その1 http://toromakiharumaki.blog.fc2.com/blog-entry-105.html
その2 http://toromakiharumaki.blog.fc2.com/blog-entry-106.html
その3 http://toromakiharumaki.blog.fc2.com/blog-entry-107.html

注意点
にわとりは極力、苦痛や恐怖の少ないように解体しますが、それでもその工程はショッキングなこともあるかもしれませんので覚悟してからご参加ください
youtubeで誰でも観れる「アースリングス」を視聴されてから参加するとより得られるものが多いかもしれません
https://www.youtube.com/watch?v=rLGGmy1tsec
全編は2時間ほどのドキュメンタリー映画ですが、時間のないかたは畜産・食肉加工の章をみるだけでもよいかもしれません

しかしショッキングな動画ですのでご注意ください。
食事は参加者が10名ぐらいまでなら自家製の本場南インド スパイスカレーを用意します。たくさんだと申し訳ありませんが大変なので作りません。
その場合は参加費を500円OFFにしますのでお弁当をご持参ください。
申込は下記より
http://www.kokuchpro.com/event/b3d694663bc29076f7a966df496890eb/
開催は4月9日ですが、前日の8日(土曜日)から仲間が近くで別のWSもやってます。
ソーラー発電WSで、8日はそれをツリーハウスに設置するWS
9日はソーラーパネルを自作するWSです。(その日に持ち帰れます。料金も材料費込で格安ですねー!)
希望者は開催古民家で宿泊も可なのでお問い合わせください
ソーラーパネルのWSの申込や詳細は 下記
http://sosaproject.jp.net/archives/2261
9日は製作がはやめに終われば、そのままにわとり解体のほうに合流することも可能なのでお問い合わせください。
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鶏解体3 1014・138日目
2017-02-18-Sat  CATEGORY: 命の授業・鶏解体
みんなが解体を頑張ってくれて鶏は食材になりました。

鶏ガラは煮込んでスープにしました。(後日ラーメンにしました)
とても美味しかった

S__638980.jpg

1836.jpg

かんちゃんがもってきてくれた七輪と炭火で焼きとりもしました。

通常だと生後2~3か月で出荷されるスーパーの鶏肉に比べ、こちらは2~3歳ぐらいの鶏ですのでとても肉が硬いとの触れ込みがあったのですが、とくにそんな感じはしませんでした。

焼きとりは結局、塩もなにも振らずにただ焼いただけですが、それでも美味しいと思った。

鶏の解体をしてみてまだ結論は出ていません。

やってみて分かったことは沢山ありますが、わからないことも沢山あります。

まとまらない
でも今後の課題も含めて箇条書きですが記そうと思います。

今回解体した鶏は近所のオーガニック卵農家さんからもらってきた廃鶏です。
ふつう養鶏では一歳半ぐらいで廃棄されます。(卵はまだ産むものの効率がわるくなり、採算がわるくなるため)
一歳半ぐらいになってしまうと食肉としては硬くなってしまうため、ミンチ肉にして加工食品やソーセージにしたりします。しかし外国産の安い加工肉に押されて、日本ではそれでも採算が取れないため、本当に廃棄処分(殺処分)される鶏が大部分だと聞きます。

卵を食べることも鶏の命を間接的に奪っているのですね。
おなじような理由で牛乳を飲むことも同じなのでしょうね。

話はかわって、野生動物は弱肉強食の世界で自分より弱いものを殺して食べていますね。
そこに彼らは疑問を感じたりしないのでしょうが、人間は感じるのですね。
人間は知能が高いから? 共感能力とでも言うのでしょうか?
もし自分が喰われたら、殺されたら
さぞ痛いだろう さぞ苦しいだろう さぞ怖いだろう

そのように人間は共感と想像ができるから、とさつされる動物の苦しみを感じとってしまうのでしょうか?

人間は知能が高いから、他の動物を食べなくてもベジタリアンとして生きられるわけだから、肉を食べない生き方は有なのか?

しかし昨今の研究では植物にも感情があるのではないかという結果も多い。
植物が収穫されるとき、苦痛や恐怖を感じているとしたら、私達はなにを食べたらいいのだろう?

人類は太古からいろいろな地域で発達してきた。
肉と多く食べる民族もいただろうし、野菜を多くたべる民族もいた。穀物を多く食べる民族も、魚介類を多く食べる民族も。
それぞれのDNAにその特性は記憶され、いまもその影響を受けているそうだ。
だからどんなに良質な肉を食しても体質を崩す人がいたと思えば、どんなにオーガニックな野菜を食べても体調を崩す人がいるそうだ。

とりあえず、今回のWSで答えはでなかった。
しかしそれを考える貴重なきっかけをくれた。
私はスーパーに行った時、肉売り場で、その肉のもととなった生きていたときの動物のことを想像するようになった。
その動物は生物としての尊厳をもって扱われた結果、ここにあるのだろうか?
スーパーの肉ではそこが分らない。。。

我が家が育てた4羽の鶏はどうだったのだろう
本当のところはわからない。でも我が家は生き物として扱いたい と思って一年いっしょにいた
卵を提供してくれる鶏に感謝した。

そしてそれを自分で殺して、解体して、そこから得られた肉は、本当に貴重なものだ。
すこしも無駄にしたくない。
たとえばそんなに親しく無い人が我が家にきたとして、そんな人には提供するのはもったいなくて食べさせたくない。

とりあえず確実にいえることは我が家の肉を食べる機会は確実に減るだろう。
これがもし一生つづくのなら、WSをやらなかったらなんの疑問もなく食べ続けていたであろう、肉の消費がなくなったことによって、今回の命を奪った4羽の鶏の何百倍もの動物のとさつの減少に寄与するであろうことは明記したい。

さて最後に。

今回のWS 2歳9カ月になる長男も参加していました。

これは親としてほんとうに悩むところでありました。
いろいろな人に相談したし、「トラウマになってしまうんじゃない?」などと心配もしました。
小さな純真なこころを引き裂いてしまうのではないか?
長男は鶏が大好きで「コッコ コッコ」とよく餌をやったりしていました。

でも太古の時代から人類は狩りをして子どもの目の前で生き物を殺していたはずです。
太古といわず、日本でもほんの数十年前まではそれが日常でした。

私は我が子に、生き物の命を奪うということ、肉を食べると言うことはそういうこと
だから本当に殺された動物に感謝して食べなくてはいけないのだということを学んで欲しかった。

そして自分の命はたくさんの尊い命の犠牲の上に成り立っている、やはり尊いものだということを知ってほしかった。
スーパーで肉を買う現代ではそこが分らない。

彼を参加させることは最後まで悩みましたが、けっきょく彼は解体のすべてを見ました

そしてその結果はとても意外なものでした。

かれは鶏が命を奪われる瞬間をすべて望んで直視し、その後解体されていく鶏をみながら

「おいしそー!」

と言いました。
そして実際に焼きあがる肉を望んで、食べまくり

「おいしー!」
と喜びました。

これは

彼が幼すぎて知能がまだ十分に発達していなく、命を奪うということや、相手の痛みを感じる共感能力などがまだ十分にわかっていない

という言い方もできると思います。

でも私はこうも思いました。

彼は幼いがゆえに、知能もまだ十分に発達していないがゆえに、純粋で純真であるがゆえに、野生動物に一番近い存在なのかもしれないと。
今後、彼に相手の痛みを感じる共感能力などが発達してきたとき、どうなるのかはわかりませんが、今回の彼の反応のなかにひとつの真理を見たような気がしました。

命に感謝すること 食材を無駄にしないこと

それを彼に伝え続けていきたいと思いました。

余談ですがその日の夜、いっしょにお風呂に浸かりながら鶏の話をいっしょにしていました。

まっさん「コッコ、痛かっただろうね お肉大事に食べなくちゃいけないね」

長男「ううん コッコ痛くないって言ってたよー」

まっさん「え だれに聞いたの?」

長男「コッコに聞いたの」

まっさん「え え 誰がそう言ってたの?」

長男「コッコが言ってたよー」

まっさん「え? え?・・・」

おわり


畜産の歪んだ実態は youtubeで観れるドキュメンタリー映画
アースリングス で。
https://www.youtube.com/watch?v=rLGGmy1tsec

しかしさあ よくある とさつの場面をみて子どもが泣いちゃって 父親が 諭すように 「命をいただくっていうのはこういうことなんだよ 食べ物は大事にしなくちゃいけないんだよ」的な展開になるのかなあ とか思ってたらぜんぜん違うでやんの(-- 大人たちが一番びびってて泣きそうになってたがな



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鶏解体2 1011・135日目
2017-02-14-Tue  CATEGORY: 命の授業・鶏解体
さて前回からの続きです

やらなくてはいけないのは鶏を苦痛をなるべく少なく殺す。

かんちゃんが筆頭を名乗り出てくれました。
正直ほっとした。まっさんは完全に尻ごみしてしまい、無理でした。
様子をうかがっております(--;

しかし主催の手前、完全に様子をうかがってもいられない!
斧を構えてかんちゃんが首を折ったあとに首を落す!

みんなが見守る中、かんちゃんは鶏の足をつかみ、首を引っ張りながら、そのまま鶏のとさかが鶏の背中にあたるぐらいに折り曲げます。

しかし折れない。
なんどやっても首の骨が折れてくれない!

鶏は首の骨が柔軟なのか、いくらやっても折れてくれない
途方にくれる一同
まだ鶏はばたばたと動く。

しかし完全には無傷とはいかないのか苦痛も見て取れる

いったいどうしたらいいのか
あの時間が30秒だったのか、3分だったのかは分からない。
とても長く感じられるときの中で、どのような流れだったのかはわからないがまっさんは斧から鉈に持ちかえていた。

かんちゃんが鶏を台のうえに横たえる。首の骨が折れているかどうかはわからない。

まっさんが鉈を振り下ろす。
鶏が暴れて動いたのか、まっさんがスナップを利かせすぎたのか、台にわずかな段差があったからなのか、鉈は狙いをわずかに逸れて、先端がまず台に刺さり、その後、勢いが弱まったものの、鉈の真ん中部分が鶏の首にすこし食い込んだ。

仕留め損なった! ちきしょう ごめん! 一撃で首を落してあげれなかった!


ここまできたら迅速に行わなくてはいけない。下手な躊躇が鶏の苦痛と恐怖を長引かせる。

間髪いれず2撃目 かなり深く食い込んだ 切断できていたかもしれない しかしまだ皮一枚でも繋がっていたら酷だ。念には念をいれなくてはいけない。確認して覗き込む時間が惜しい

連打で3撃目 鶏の首が胴体から完全に離れ、血が噴き出すのを確認する。

一同 茫然と首と胴体が離れ、血に染まる鶏を見下ろす

しばし時間がとまる。
まだ体は動いていたような気がする。
鶏の目は見開かれたままだ


血も凍るような とはこのことか

ちきしょう なんでうちらは、こんな恐ろしいことをしているんだろう
なんだってこんな凄惨な現場で、おれは血まみれの鉈を握りしめて、鶏の生首を、その死んだ瞳を、見つめているんだ

近所にある鶏の解体工場に持ち込めば1羽400円で解体を請け負って、肉に換えてくれるのを夕方受け取りにいけばいいだけなのに。

いま鶏は苦痛と恐怖の中、死んでいったのか?

考えがまとまらない 気持ちの整理がつくまで時間がかかる。

だれかが、鶏の胴体を逆さに吊るして血抜きをしようという。

時間が動き出す。

数十分そうしておくらしい。

1826.jpg

なんだか頭が重だるい
頭にモヤがかかったような感じだ。
次の鶏をしめなくてはいけない。
もういやだ

次はだれがやるんだろう

骨が折れない鶏をどうやって?

だれも自信がない
一撃で鶏を楽にしてやれる自信を喪失した。

一同、途方に暮れる。

しばらく途方にくれたあと、わたる君が名乗りをあげてくれた

「やるしかない」 と

すまない ほんとうにありがとう  すまない たのむ

森羅君が鉈を構えて待機する

一同見守るなか、やはり首が折れない

1825.jpg


なぜなんだろう。大の男が力いっぱいひねって鶏の首はすでに背中につくほどなのに!
わたるくんが「どうやっても無理です。このまま首をしめて窒息死させましょう」という



しかし首を絞めた途端、いままでにない力で暴れ出す鶏
どうやら苦しいらしい。それをみてすぐに諦めるわたるくん。
また同じように動く鶏を横たえる。鉈で切り落される鶏の首。
ごめんな 苦しませてしまった・・・

もうこれは最初からいきなり首を切り落したほうがいいんじゃないのか(T_T(実際は元気だとバタバタ動くので難しい)

とりあえず、また逆さに吊るして血抜きをする。

そうして一羽目の解体を開始する。

正直いって、すでに死んでいる鶏の体なのでだいぶ気が楽だ。
それでもだいぶ、ショッキングな工程だが、すでに彼は痛みも恐怖も感じることはない。

本当に気が楽だ。
みんなそう思っていたに違いない。

沸かしてあったお湯のなかに鶏をいれて1分ぐらい。

1827.jpg


こうすると毛穴が開くので驚くほど羽がむしりやすくなる。
ぽろぽろと毛が抜けてくれる。

1828.jpg

1829.jpg



そのあとどうしてものこった細かい毛をバーナーで軽く焼く


1831.jpg


包丁をいれてもも肉を採る

1834.jpg


ささみや胸肉を採る 手羽先と手羽元を採る

1835.jpg


内臓を取り除いて心臓や砂肝、肝臓や卵巣などを採っていく

かんちゃんが資料をみながらゆっくりと行ってくれた。

同時進行で残った2匹をしめなくてはいけない。

みんな自信がない

はい! いいかげん、まっさんやります!(T_T

もう一度なんどもなんども資料を読み込む

『鶏の足と首をもって引っ張って伸ばし、首を折るように背中側におもいっきり反らせる。そしてそこから思いっきりさらにひっぱり、首の骨を引っこ抜く』

・・・

引っこ抜く???

引っこ抜く!!!

これか! これなのか!!

折るのではなく、折るように反らせてから、首の骨を引っこ抜く!!

なんどもなんどもイメージトレーニングを繰り返す。

3羽目 スタート!

足と首をもって、
首を伸ばして、
反らせて折り曲げて、
おもいっきり引っこ抜く!!

一回目失敗。
もういちど、、、

上手くいった 手に首の骨の抜けるはっきりとした感触とその瞬間、脱力する鶏を感じる。

すかさずわたるくんが首を刎ねてくれた。

ほっとする一同

4羽目 ひろきがチャレンジ
コツがつかめないようで、途中でまっさんにバトンタッチ。

さっきと同じようにやっているつもりだが、なんどか失敗。

首を反らせるのと引っ張るという2つの動作を同時に行うわけだが、実際にやってみるとてんパってしまって、どっちかがおろそかになると長引かせてしまうようだ。

反らせるのに夢中になると、引っ張るのがおろそかになる
引っ張るのに夢中になると反らせるのがおろそかになる

落ち着いて同時に行うのがコツのようだ。

4羽目も終了。

あー、、、どっと疲れた。。。

次回、まとめへと続きます








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鶏解体1 1019・133日目
2017-02-12-Sun  CATEGORY: 命の授業・鶏解体
はい 2月11日 鶏 4羽解体しました。

参加者は
非電化工房の仲間 かんちゃん
移住仲間の ひろきとたかちゃん
建築の学校の同級生 わたるくんと森羅くん

同級生ふたりは前日の夜から我が家の庭にテント張ってサバイバル気分を盛り上げてましたよー

講師のかんちゃんはこの日のために解体のための資料を練り上げてくれました
森羅くんはこの間、うちであげた鶏を一羽自力で解体した18歳です(竹テントやアースオーブンで有名なトージバのご子息)

このふたりを中心やるよー

なんでこんなことやるのかは以下です。
長いので苦手な人は飛ばしてねー



現在の畜産業に疑問を感じたからです。
にわとりは卵から孵化したあと、メス以外はそっこうゴミのように殺され捨てられます。生き残った雛はつつき合わないようにクチバシを切り落され、身動きのまったくとれない、歩くこともできない個別ケージで卵を産まされ、一年ちょっとで処分されます。食肉用のにわとりは2カ月ぐらいで工場(小さな解体工場でも一日に1500羽ぐらいは処理されます)で、もののように解体されて短い生涯を終えます。
牛や豚は生まれてすぐに体に焼きゴテで刻印を焼かれ、狭い飼育室で噛み合わないように尻尾をハサミでちょんぎられます。そのまま麻酔もなしに避妊去勢手術を施され、睾丸や卵巣をとりだされます。狭い不衛生な飼育室で病気になり、身体の一部が腐り、それを仲間同士で食い合う現状があります。
十分そだったら生きたまま逆さづりにされ、生きたまま喉元をナイフで切られ、そのまま30分、一時間死ぬまで血抜きされます。(生きていて心臓のポンプが動いていたほうが血がよく抜けるのだそうです)
時にはそのまま生きたまま熱湯に放り込まれて生涯を終えます。

そのようにして出来上がった食肉はたいせつに食されていないような気がします。
日本でも毎日大量の廃棄処分の食材が出ています。居酒屋やレストランで、料理屋で、コンビニでデパ地下で、たべられもせずにでる大量の廃棄物はこのようにして解体された彼らの一生です。彼らの苦しみと一生とはなんだったのでしょうか?
テレビで流される大食い選手権の選手たちの必死の頑張りはほんとうに美談なのでしょうか?
彼らが一日に平らげる何キロもの食材、食肉を得るために屠られた家畜たちはなんだったのだろうか

そしてそのようにしてスーパーに並ぶ食肉たちが私達をほんとうに幸福にしているのだろうか?
家畜達の飼料の半分以上は安く購入できる遺伝子組み換え作物を利用している。
2012年 フランスのカーン大学のセラリーニ教授らが行ったラット実験で遺伝子組み換え作物を餌に混ぜた(全飼料に占める遺伝子組み換え作物の割合は10~30%)結果、ほとんどすべてのラットが癌で死んだ。
メスのラットは約50%が死産・流産しかできなくなった。なんとか生まれた子ラットも大部分が低体重児で長く生きられなかった。
この遺伝子組み換え作物は飼料として、家畜に大量に与えられる。そして生体内蓄積、生体内濃縮されて、肉のなかに残量する。

ヨーロッパではこの研究報告をうけて、遺伝子組み換え作物を全面禁止にした。
日本では社会構造的な問題で報道もされないので危険性はほとんどの国民が知らない。

不妊が増える日本。
国民の3人に1人が癌になる日本

日本は国民1人当たりに換算すれば世界最大の遺伝子組み換え作物輸入国だ。
その量、年間、約2000万トン。
主食である米の日本での作付が約800万トンであるから、それを遥かに凌ぐ量が日本に流れ込む。

輸入された遺伝子組み換え作物は加工食品や家畜の飼料というかたちで日本国民は知らずに大量消費している。

2000万トンを総人口1億2千万人で割ったらひとりあたりの消費量はいくらなのか?
ひとりあたり166kg

成人の1日の食事量 1kg~2kg 平均1.5kgとすると1年では約550kgを目安にして考えてみた。
日本国民は平均、1年で550kgの食品を摂っていると仮定して、そのうちの166kgは遺伝子組み換えだ
つまり消費する食品の30%遺伝子組み換えだ。

カーン大学のセラリーニ教授の研究は日本国民すべてへの救いの警告だ。

ということで現在の畜産業、 家畜もそれを消費する人間・・・どっちも幸せになってないんじゃない?


さあ 前ふりが長くなったけど、いよいよやるぞ!

講師のかんちゃんが調べてきてくれた資料の説明を受けてから、まずはにわとりの息の根を止めなくてはいけません。

なるべく鶏の苦痛・恐怖を少なくしてそれが出来れば、それに越したことがありませんので考えます。

よくあるのは、逆さに吊るしてナイフで首の頸動脈を切断して、そのまま血抜きを兼ねて絶命するまで吊るしておくというもののようです(数十分ぐらいかかるようです)

しかしこれだと恐怖と苦痛が大きいような気がします。

また別には首の骨を折って、逆さに吊るし、頸動脈を切って吊るしておくという方法です。
一般に首の骨を折ることで生物は死にいたるようですが、直接の死因は骨が折れたことではなく、その中(?)を通っている頚髄から延髄が損傷することにより、自発呼吸などができなくなって死にいたるようです。骨を折っても延髄がしっかり損傷してくれないと首を折られた鶏はその後も存命して苦しむことになりそうです。

正解は解らないのですが、もっと確実な手段が必要だと一同考えました。
その結果、首の骨を折って、そのまま速やかに鉈や斧で首を切断するということにしました。

まず首の骨を折るのは、首の骨を折らないと鶏が抵抗して動いてしまうので、人が支えないと鉈や斧で切断できないわけですが、これだと勢いあまった刃物が、人の腕を切断しかねないからです。

一見するともっとも残酷ではないかと見える、いきたまま首の骨を折って、首を刎ねるという行為ですが、これがもっとも鶏の苦痛、恐怖を感じる時間が少ないのではないかという結論でした。首を刎ねた瞬間に脳への血流は途絶え、急激に血圧が低下して意識を失うはずです。

速やかに首を折り、速やかに首を刎ねる

やるしかありません

みんな恐々としています。辞めれるもんならやめたいけど、いまさら引くわけにはいきません。
ここまできたからには

「ここでやれないならベジタリアンになろう」

と私は考えていました。

つづく

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